いいね!Hokudai

  • About

Categories

  • 歳時記
  • クローズアップ
  • フレッシュアイズ
  • ジョインアス
  • チェックイン
  • 匠のわざ
  • ようこそ先輩
  • バトンリレー
  • みぃつけた
  • おいしいね
  • 過山博士の本棚から
  • フォトコンテスト

こちらどさんこ林間放牧本社[FSC的フィールド風景 No.11]

12月6日にお伝えした、札幌に出張していた北海道和種馬(どさんこ)の近況をお知らせしよう。馬たちはその翌日にFSC静内研究牧場に帰っていった。牧場のスタッフに聞くところによると、ウシたちは牛舎に集められ、せっせと干し草を食んで越冬体制に入ったが、多少の雪などものともしないどさんこたちは放牧されている、とのことで早速会いに行ってきた。

馬たちがいるのは牧場の一番山奥。元々悪路のうえ積雪が重なり、通常の車ではたどり着けない。しかたなく徒歩で向かう。「これでは静内研究“牧場”ではなく静内研究“林”ではないか」とぼやきたくなるような山林は見通しもきかない。馬たちは呼んでも来てくれるわけでもなく、15cmほど積もった新雪に残る馬たちの足跡を頼りに登っていくが、ガラスの膝、ロコモの脚には少々堪える。

積雪斜面を数百メートル歩いた先に、どさんこたちは突然現れた。警戒しているのか歓迎しているのか、斜面の中腹に横一線に並ぶその姿は圧巻で、西部劇の1シーンでも見てるかのようであった。とはいえ、しばらくすると各々ササを食べたり寝転んだりと、いつものどさんこの姿に戻ったようだった。

2月の厳冬期を過ぎれば春はもうすぐそこ。みんな元気に冬を乗り切って、また札幌にササを食べに来ておくれ。待ってるよ。どさんこたちの本社、FSC静内研究牧場のFSCとはField Science Center for Northern Biosphere, Hokkaido University、北方生物圏フィールド科学センターの略称である。

【林忠⼀・北⽅⽣物圏フィールド科学センター/いいね!Hokudai特派員】

Information

Update

2023.01.31

Categories

  • チェックイン
  • Twitter

投稿ナビゲーション

Previous
  • 歳時記
水に書いた約束、それとも?
2023.01.27
Next
  • おいしいね
#117 海洋深層水の塩ラーメン
2023.02.01

Related Articles

    • チェックイン
    北大生の悩みを、ワンストップで相談できる窓口「HOSSO」開所!
    2025.04.09
    • チェックイン
    『流氷への旅』冬から春へ。雪どけの札幌、低温研[物語の中の北大No.33]
    2025.03.28
    • チェックイン
    第3弾!世界のクマ研究最前線|地球の未来をクマの生態から読み解く、クラウドファンディング実施中。
    2025.03.17
    • チェックイン
    • 動画
    科学を「ある」く~北大生が考える科学の功罪~
    2025.03.13
いいね!Hokudai
Official
Site