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忍路の海に春来たり[FSC的フィールド風景 No.13]

群来(くき)をご存じだろうか? 群来とは魚が産卵のために海岸に押し寄せる現象だ。特にニシンが有名で、雄の放精によって海が乳白色に濁るほどだ。ニシンの別名を「春告魚」と呼び、季語にもなっている。

その群来がFSC忍路臨海実験所の建つ忍路湾内にやって来た。3年振りだそうだ。江戸時代から栄華を極め、各地にニシン御殿を遺したニシンも、1950年代には漁獲量はほぼゼロになった。群来も季節の風物詩というよりも、特別な自然現象に近い扱いになっていた。しかし、2000年代に入ってから漁獲量が微増し、群来も道内各地でしばしば見られるようになってきている。

実はこの日、テレビ番組収録のため下見に来ていたのだが、偶然にもこの群来に居合わせたのだった。流石のテレビ局スタッフは、水中カメラやドローンを駆使して撮影し、当日の夕方にはニュースに流していた。下見と高をくくっていた私はスマホで撮るのが精一杯だった。海から山までのFSCで広報する以上、常にカメラとドローンと水中カメラは必携だなと強く思った。

その前に誰かドローン買ってくれ!

群来も観察できるFSCとはField Science Center for Northern Biosphere, Hokkaido University、北方生物圏フィールド科学センターの略称である。

【林忠⼀・北⽅⽣物圏フィールド科学センター/いいね!Hokudai特派員】
〈ドローン映像提供:HTB〉

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2023.03.02

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