札幌キャンパスでは、大きな建物の一方で、ポツンと経っているドアが多く見かけます。まるでどこでもドアのようなこちらの扉、どこにあるものか、心当たりありますでしょうか。
こちらの小さな建物は、札幌研究林苗畑にある倉庫です。古い温室や研究棟、研究用の林があるエリアに、除雪や実験器具を収納する倉庫の裏にあるもので、今はこちらはあまり使われていません。写真だけ見てお分かりの方の中では、左側に写っているJRの線路をヒントに推測された方もいらっしゃるでしょう。
過去のどこかで必要に応じて建てられ、盛んに使われた時期を経て、今はその風景を守っている建物とその入り口の扉。そこにはたくさんの春を経験してきた表情があります。不思議な扉がどこにつながるかを想像しながら、札幌キャンパスを歩くことは、春の楽しみ方の一つかもしれません。