正門側からメインストリートを北上していると、工学部の前にひときわ目を引く屋台がありました。

メキシコの民族衣装であるポンチョとサボテンに惹きつけられて、テントの中を覗き込んでみると、鍋の中から大きくておいしそうな肉を持ち上げて見せてくれています。

こちらは工学部環境社会工学科資源循環システムコースの有志で出店している「IC本気タコス部」。メキシコの定番料理であるタコスを販売しています。
メンバーの中には鉱物資源の開発方法の研究のために、世界各地を飛び回っている学生もいて、この出店では実際にメキシコで食べた本場のタコスの味を再現しているということです。

鍋から取り出した肉を鉄板で一口大に切りながら焼いて、アツアツの状態で提供してくれました。

早速いただいてみると、パリッとした食感のトルティーヤとインパクトのある肉のコントラストが最高!特に肉は厚みがありながらも軟らかく絶品でした!
メンバーのほぼ全員が修士2年生で「今年で終わっていいかなと思っていて、原価率など考えないでやってます」ということでしたので、来年は食べられないかもしれませんが、ぜひ後輩にこの味を引き継いでほしいですね。
こうしたこだわりの逸品の背景に日々向き合っている研究が垣間見えるのも北大祭ならではの魅力のひとつかもしれませんね。