【戸田文音│2026年度CoSTEP受講生】
「楽しかった!サンタさんに頼みたいな!」
体験した小学生からはそんな純粋で熱い声が飛び出すアナログゲームが、ここ北海道で誕生しました。
その名も「オンリーワンヘルス!」

「人・動物・自然環境」それぞれの健康をひとつのものとして捉える「ワンヘルス・ワンワールド(One Health, One World)」(以下、ワンヘルス)をテーマに開発された本作。仕掛け人は北海道大学大学院獣医学研究室に所属し、獣医師でもある宮本汐里さんです。
このゲームを開発するきっかけについて、宮本さんは以下のように話してくれました。
「博士1年目の時、小中学生や一般の方向けに研究発表をする機会がありました。クイズにするなど工夫を凝らしましたが、その際、論文とは違う角度で『人間が面白い!と感じる体験の構造』を自分で設計してみたいと思ったんです。ワンヘルスはお勉強として聞くと規模が大きくて難しい。だからこそ、デジタルゲームとは違った形で、みんなでその場で協力して、感覚としてワンヘルスを理解してほしかったんです。」
しかし、ゲームの設計やパラメータの調整は1人では困難でした。
そこで宮本さんは「こういうの(ボードゲームやクイズの実装化)やりたいんだけど一緒にやらない?」と、「北海道大学EXEX博士人材フェローシップ」で出会った仲間5人に声をかけました。こうして、異なる専門分野を持つ博士学生たちが力を合わせ、1年の歳月をかけてゲームが完成したのです。
ゲームは、プレイヤーが人・動物・自然環境の役割を分担して挑む「協力型ゲーム」。15ターン(約30分)という制限の中、全員で協力して地球の汚染レベルが上がりすぎないように立ち回ります。
人・動物・自然環境、それぞれの立場からどう地球の健康を守るかを考えながら、全員で協力して答えを探していきます。簡単には解決できないリアルな問題に向き合うからこそ、ゲームを通じてワンヘルスの視点が自然と身についていきます。

「参加するみんな、人・動物・自然環境で協力して、地球を救う。”研究”の大切さもぜひ意識してほしいですね」
専門的なバックボーンがあるからこそ、本気で地球の未来を考えられる精緻なゲーム体験が実現しました。

「果たして君は、自分たちの手で地球を救うことができるのか!?」
次世代を担うEXEX人材の情熱と知性が詰まった30分間の攻防戦に、あなたも挑戦してみませんか?