平渡和己│2026年度CoSTEP受講生
医学展の会場を歩いていると、机の上に並んだたくさんのパスタが目に入りました。一見すると工作コーナーのようですが、実は、人間の手の骨格を再現するための道具なのです。

この企画は、医学部図書館で出展されている「私たちの身体」の展示の一つで、会場では全身骨格の展示や頭蓋骨パズルに加え、パスタを使って手の骨格を作る体験が行われていました。家族連れや子どもたちの姿も多く見られ、楽しみながら人体について学べるブースとなっていました。
展示ブースを担当している医学部の学生によると、骨は筋肉や臓器を支える身体の土台であり、医学を学ぶ学生たちも最初に学ぶ、特に重要な器官だそうです。子どもたちにも骨や身体の仕組みに興味を持ってもらいたいという思いから、この企画を実施したとのことです。

筆者も実際に、パスタを使った手の骨格作りに挑戦してみました。担当の学生から「親指だけは他の指より骨が1本少ない」ということを教えてもらいました。実際に自分の指を曲げて確かめてみると、たしかに親指だけ骨の構造が違うことがわかります。
画用紙に描かれた手首の骨格スタンプを基準にしながら、学生の作成例を手本にパスタを1本ずつ並べていくと、普段無意識に使っている自分の手の骨格ができあがりました。
ブースの横に置かれたほかの参加者の手の骨格を見ると、同じ説明を受けながらも様々なパスタを使うことで一人ひとり個性があります。しかし、手の骨格の構造はみんな同じであることに気づかされますね。

普段食べるだけのパスタですが、ここでは身体の構造を学ぶ道具として活用されていました。
北大祭を訪れた際には、自分の身体を支える骨格の世界をのぞいてみてはいかがでしょうか。