夏井坂明日香・佐藤英│2026年度CoSTEP受講生
漫画「動物のお医者さん」の舞台として知られる北大獣医学部。「実際、獣医学部生ってどんな勉強をしているんだろう?」そんな疑問を胸に、獣医学祭の展示「のぞいてみよう!獣医学の世界」に飛び込んでみました。
犬や馬がかけまわる獣医学祭エリアにわくわくします。
展示室に入ると、さっそく迫力ある骨格標本が出迎えてくれました。

案内してくださったのは、獣医学部3年生の中村芽以さん。
本展示は、例年3年生が主体となって開催されています。

ウシの骨格標本はとても重く、運ぶのに10人も必要だったという裏話もあるそうです。
展示では、普段獣医学部生が勉強している環境や、使っている道具について知ることができます。
鳥インフルエンザ研究で有名な北大名誉教授の喜田宏さんについて紹介する展示では、学生が動物実験室に入るときに着る防護服と防護メガネを実際に着ることができました。体験では服の上から1枚着ましたが、実際は2枚重ねて着るそうです。

獣医学に関する本の展示では、実際に学生が使っている教科書が見られます。
開いてみると、テスト勉強の書き込みも。

次に目に入るのは、ずらりと並べられたつなぎ。学年ごとにおそろいのデザインは、毎年学生が考えているそうです。

臨床技術を練習するための模型や病理組織を観察するために使う顕微鏡など、専門的な教材の展示も。


体験型の展示も見どころ満載です。子どもたちに人気があったのは、ウシとニワトリの肉の部位パズルです。スタンプラリーのためにやってきたお子さんたちが、夢中で遊んでいました。小学5年生と年長の兄弟に一番好きな部位をたずねてみました。「手羽先!」「牛タン!」「ハラミ!」

「メインストリートから少し距離はありますが、たくさんの方に獣医学部での学生生活の様子、獣医学のおもしろさや魅力を伝えたいです。」と話す中村さん。
取材をしていて感じたのは、学生さんたちの生活が、大変ながらも充実していること。
最後に、中村さんに写真をお願いすると、スタッフの平田帆和香さんを連れてきてくれました。それぞれ、キリンの中手骨とリングテイルポッサム※のぬいぐるみ、ウマの心臓の標本を持って集まったふたり。

ここで紹介した展示だけでも満足していたところ、まだまだ見切れていなかったことに気づき、来年も来たいという気持ちになりました。
※キリンの中手骨は、キリンの前足を構成する骨の一つ。リングテイルポッサムは、オーストラリアなどの森林に生息する小型哺乳類。