【平渡和己・秋田紀子| 2026年度CoSTEP受講生】
北大祭でにぎわうメインストリートから横の小道に足を踏み入れると、緑豊かな落ち着きのある空間が広がっています。ここは、薬学部が管理する附属薬用植物園(薬草園)です。
筆者も北大構内を歩いているとき、いつも薬草園の看板が気になっていました。

薬学部2年生の丹羽紘一さんによると、この薬草園は、普段は一般公開されておらず、北大祭などのイベントの時だけしか中に入ることができないそうです。丹羽さんも2年生になって初めて薬草園に入ったそうです。薬学部の学生でも頻繁には入ることのできない場所のようで、初めて入ったときは、毒をもつ植物が間近で見られることに驚いたそうです。

この薬草園では、「薬効」をもつ植物を主に栽培しているそうです。薬効とは、植物が私たちの体に何らかのよいはたらきをもたらす効果のことです。ここでは、ネギやニンニクのような一般的によく知られている植物からトリカブトのような毒をもつ植物まで幅広い植物を見ることができます。
来園者は現役の薬学部生から解説を受けながら園内を見学できるため、薬草について理解を深めることができます。



実際に見学していたご家族にも話を聞いてみました。北大祭で薬草園が公開されることを知って訪れたそうで、お子さんからは「緑ばかりだと思ったら、花がカラフルできれいだった」といった声も聞かれました。
(インタビュー中もひっきりなしに来園者が訪れていて大盛況でした)
北大祭のにぎわいから少し離れて、色とりどりの薬草たちに囲まれながら癒されるのもいいかもしれませんね。
取材の最後に丹羽さんは、「同じ物質でも毒にもなれば薬にもなる、ということを覚えておいてほしい」と話してくれました。量や使い方によって、人の体によいものにも悪いものにもなり得るそうです。
6月の北大祭の時期は、多くの薬草が花を咲かせる時期でもあります。
来年の北大祭で、薬草の世界をのぞいてみませんか?

