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図書館の中に街灯? 北大附属図書館の意外な魅力

【細川真那│2026年度CoSTEP受講生】

CoSTEP本科「知の発信実践演習」では、北海道大学附属図書館と連携した謎解きイベントをきっかけに、普段はあまり知られていない図書館の魅力を取材しました。

お話を伺ったのは、図書館の城恭子さん、本館閲覧担当の地紙慎太郎さん、北方資料担当の職員の方々です。 

北大附属図書館本館は、北大生や研究者のための図書館であると同時に、市民にも開かれた図書館です。「街なかにこれほど大きな国立大学図書館があるのは、全国的にも珍しいんです」と職員の城さん。学外の方も、学術研究や調査、生涯学習などを目的に、所定の手続きをすれば資料を利用できます(高校生以下は見学のみ。詳しくは図書館ウェブサイト「学外の方」をご覧ください)。

そんな図書館の中から、今回は、意外な成り立ちを持つ「メディアコート」と、北海道をはじめとする北方地域の貴重な資料が集まる「北方資料閲覧室」の2つの場所をご紹介します。

メディアコート

本館2階、入館ゲートを入ってすぐ左にあるメディアコートは、飲食ができるリフレッシュスペースです。

朝から晩まで館内で勉強する学生も多い北大図書館。メディアコートは、そんな学生がリラックスできる「憩いの場」として作られました。同じ2階のSky Open Areaが、声を出して議論したり、一緒に勉強したりできるスペースであるのに対し、こちらは「本当に休んでいただく場として利用してほしい」(地紙さん)とのことです。

中央に立つ2本の街灯は、この場所がもともと中庭として作られる予定だった名残。たしかに、どこか屋外のような開放感があります。

(中央に2本の街灯が立つメディアコート)

かつてはビブリオバトルや映画の上映会、展示なども開かれていました。コロナ禍で開催の機会が減っていましたが、今年から再びイベントを開く動きが始まっているそうです。

10月6日には、連続トークイベント「知のトビラをたたく」が開催されました。北大をはじめとする研究機関に所属する研究者の方々から、研究の魅力や最新の研究結果について、直接お話を聞くことができるイベントです。

「図書館は、本がたくさんあって閉じこもった場所というだけではなく、こういう明るい空間もあるんだよ」(地紙さん)とお話しいただきました。

憩いの場として、みなさんも利用してみてはいかがでしょうか。

北方資料閲覧室

同じく本館2階にある北方資料閲覧室には、北海道やサハリン、千島など北方地域に関する資料が集められています。棚には、北大の歴史に関する資料や、山・タンチョウ・昆虫など北海道の自然を紹介する本、北海道ゆかりの作家の小説、昔の札幌の暮らしを写した写真集など、幅広い資料が並んでいます。北方資料の収集は、1937年10月に設置された「北方文化研究室」にさかのぼります。現在の北方資料閲覧室では、そこから引き継がれた資料なども利用されています。書庫にも、さらに多くの資料が保管されています。

(北方資料閲覧室内の展示コーナー)

道内各地の市町村史もそろっていて、「自分の生まれた町の歴史を調べるなら、まずここに来てみてください」と北方資料担当の方々。土地の歴史や祖先をたどる目的で訪れる方もいらっしゃるそうです。

どんな資料があるかを示した「目録」と呼ばれる冊子もそろっています。自分の研究に必要な資料を探す手がかりになります。

室内の展示コーナーでは、クラーク博士の手紙や、新渡戸稲造博士の書き込みが残る札幌農学校時代の蔵書が展示されています。クラーク博士が提出した博士論文の複製も紹介されており、北大の歴史を身近に感じることができます。また、新渡戸稲造博士が所蔵していたその他の資料については、「新渡戸稲造文庫」として貴重資料室に保管されています。

勉強するだけでなく、ひと息ついたり、北海道の歴史に触れたりもできる北大附属図書館。

CoSTEP本科「知の発信実践演習」と附属図書館は、謎解きイベント「謎解き×北大散歩『刻まれたページ』」を開催します。受付は附属図書館本館。謎を解きながらキャンパスを巡り、普段は気づかない北大の魅力を発見する企画です。

みなさんもぜひ、北大附属図書館に足を運んでみてください!

 

謎解き×北大散歩『刻まれたページ』
この記事を執筆した渡辺さんが所属するCoSTEP知の発信実践演習では、謎解き×北大散歩『刻まれたページ』を企画しています。10月25日(日)・27日(火)に附属図書館本館をスタートに北大を舞台とした周遊型謎解きイベントをお楽しみいただけます。この記事でも紹介していた北大の魅力を体験できる謎になっています。
詳細はこちら
謎解き×北大散歩『刻まれたページ』

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2026.10.23

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