学内の各地で、鮮やかな赤い実と葉が、ひときわ目立つようになってきました。「ナナカマド」です。9月30日の記事でも少し取り上げしましたが、本日は少し詳しく紹介します。
7回かまどに入れても燃えつきることがないほど硬くて丈夫であることが、その名の由来。バラ科の木で、夏に白い花が咲いて、初秋になると赤い実がつきます。その後秋が深まるにつれ葉も紅葉していきます。北海道では多くの市町村の木としてして指定されていて馴染みが深い木です。また「安全」「慎重」といった花言葉を持つことから、いたるところに街路樹として植えられています。実は日本全国の山に生えているのですが、道外ではそれほど知られていません。
今はちょうど赤い実と赤い葉が揃い、一番美しい時期の一つです。これから雪が積もると、今度は白と赤のコントラストが映え、違った美しさを楽しめるようになります。このナナカマドの彩りは、北大内でも秋と冬をつなぐ日常の風景となっています。