今年、北大は2017札幌国際芸術祭と特別連携をし、展示やワークショップ、トークイベントなどを開催していきます。5月11日テレビ塔の2階では、その2017 札幌国際芸術祭の記者会見がありました。
「芸術祭ってなんだ?」というメインテーマに対して、大友良英ゲストディレクターの答えとなるサブテーマが発表されました。それは「ガラクタの星座たち」。既存の芸術の文脈だけでなく、個人の流れを大事にした表現を集める場としての芸術祭を目指すとのことです。かなり実験的で、どことも似ていない芸術祭になる様子が伺えました。しかし、実験的だといっても近づけない難しいものというより、市民がそれぞれ参加し、自分なりの答えを出せるような「祭」にするという意思も強く感じました。
札幌国際芸術祭は、「札幌らしい芸術祭」を目指しています。北大は、札幌の中の様々な魅力をもつ場所。特別連携をしていくにあたっては、ただ会場として北大を使うだけではありません。研究者や学生の参加、北大発の企画を自発的にプロジェクトとして展開するなど、資源を活用し、より広く、深く連携できることを目標としています。
公式プログラムとして、北海道大学総合博物館の企画展示室にて日本を代表する詩人、吉増剛造さんの展示を期間中行うことが発表されました。展示だけでなく、様々なイベントも開催されるとのことです。それ以外にも、市電プロジェクト「都市と市電」にコミットするなど、様々な計画が進んでいます。
北大と芸術祭を繋ぐイベントとして、5月13日(土曜日)の13時 フロンティア棟の2階鈴木彰ホールでは、2017 札幌国際芸術祭のゲストディレクターである大友良英さんをお招きした一般公開講演があります。「科学とアートのコミュニケーションが始まる。」というタイトルで、CoSTEP開講式特別講演を行います。事前申請は不要で、一般公開の講演ですので、お時間ある方は足を運んでみてはいかがでしょうか。
記者会意見の裏で、ゲストディレクターの大友さんと、講演の司会を務める朴さんの気合いの入ったツーショットをいただきました。また、市電を背景とした関係者集合写真撮影での大友さんの様子も、こっそろ公開します。
今後北大が歩むアートとのコラボ、ご期待ください!