北海道大学で HULT PRIZE を企画・運営している学生団体が、HULT PRIZE 実行委員会。その委員会が主催した HULT PRIZE Reporting & Networking Session が5月18日に教養棟S棟で開催され、昨年のHULT PRIZEの報告や実行委員会の説明がありました。ではHULT PRIZEとはいったいどのような活動なのでしょうか。
(司会を務めた松田直輝さん(農学部2年生)右)
HULT PRIZE とは、学生を対象とした国際的なソーシャルビジネスコンペティションです。コンペのテーマは、世界規模の社会的課題を解決するための起業可能なプランを企画すること。3~4人でチームを組み、世界中のそれぞれの大学で行われる学内予選を勝ち抜いたチームは、シンガポール、ボストン、ロンドン、サンフランシスコなどで行われる地域大会(Regional Competition)に出場することができます。さらにそこから決勝に駒を進めて優勝すると、100万ドルの賞金を授与され、プランの起業支援をうけることができます。
日本の大学で、HULT PRIZE の大学コンペティションを実施したことがあるのは、上智大学、東京大学、そして北海道大学の3大学だけ。2年前からHULT PRIZE大学コンペを実施している北大は、2016年度に実施された地域大会に、3チームを送り出す快挙を成し遂げました。
(坪井さんの英語による地域大会参加報告)
上海で行われた地域大会に出場した坪井里奈さん(水産学部3年生)は、そこで様々な地域の大学生と交流し、海外の学部学生の幅広い知識と行動力に刺激を受けたそうです。
(HULT PRIZEの概要を説明する村上さん)
実行委員長として活躍している村上武志さん(医学部4年生)は、大学生と大学院生、留学生と日本人学生、様々な学部からなる北大生が、年齢や専門や国籍を超えて一緒にチームを組み、英語をコミュニケーションの中心として、企画を作っていくプロセス、そして、立案した企画に対して国際協力機構(JICA)や、領事館員などの専門家がコメントをして、ブラッシュアップしていくことの面白さを語ってくれました。
(HULT PRIZE実行委員会のメンバー)
今年度の学内大会は12月に行われる予定です。HULT PRIZEに挑む北大生の活躍に、目が離せませんね。