キャンパス内の施設「エンレイソウ」のギャラリーで、黒百合会がちょっと変わった展覧会を開催していました。その名も「匿名展」。会場に入ると、向かって左側には作者名を掲示した作品、右側には匿名の作品が展示されています。両側にひとつずつ同じ作者の作品があるので、その中からお客さんは匿名作品の作者を想像する、というクイズ形式の展覧会です。同じ作者が水彩画と立体といった異なったジャンルの組み合わせで作品を展示している場合もあって、難易度は高めです。でも、作品には作者の“人となり”が出るのがヒント。
匿名展は今日6月2日が最終日。これからも展示会は定期的に開催されているので、五感を使って作者の“人となり”を感じてみるのも良いかもしれません。
今年入部したという部員さんの手が青く染まっていたので、「熱心に作品を作っているんだなあ」と思っていたら、「楡陵祭にクラスで出しているお店があるんですが、その看板作りで汚れてしまいました」とのこと。そんな彼女が作った看板も見てみたいと思いました。
【大谷祐紀・CoSTEP本科生/獣医学院博士1年】