めずらしい小さな生き物の姿をスクープしました。粘菌の仲間です。粘菌は土壌や朽木に住むアメーバ状の生物で、普段はなかなか見かけることがありません。しかし雨の日が続いたためか、農学部ローンの切り株で元気に移動していました。直径1 mほどもある切り株を覆わんばかりの広がりです。
粘菌は、このようなアメーバ状になって時速数センチで移動する状態にも、胞子をつくるキノコのような状態にもなれる不思議な生き物です。その面白さから、北大を始め、世界中の生物学者が研究で用いています。
【小池優・CoSTEP本科生/農学院修士1年】