北大総合博物館ミュージアムカフェぽらすでは、昨年春から「世界一やさしいチョコレート」が販売されています。このチョコレート、何故「世界一やさしい」と言われているのでしょうか?まずは、味の食べ比べができる「チョコレート4種食べ比べセット」(ドリンク付きで税込600円)をいただきました。
4つのチョコレートとも全て口当たりなめらか!固すぎでも柔らかすぎでもなく、口に入れると、ほろほろと溶けて食べやすいです。味は市販のチョコレートよりも複雑で甘すぎず、少しだけざらっとした食感がありナッツの風味が感じられました。個人的にはノーマルが一番美味しい!ぽらすにあった説明版によると、このチョコレートはアーモンド・チアシード・きなこ・ココナツ・きな粉・ポピーシード・抹茶・昆布の7種類の栄養豊富な食材を使用しているとか。
開発したのは現役北大医学生の中村恒星さん。中村さんは、表皮水疱症(ひょうひすいほうしょう)という皮膚に水泡や潰瘍が出てめくれてしまう皮膚難病の患者さん達と何年も交流することで、「ポテトチップスを食べるとトゲの付いている板を食べているくらい痛い」といった食事についての悩みが非常に大きいことに気付いたそうです。特にこの病気は生まれつきのものなので、成長期の子どもの患者さんが食べることに抵抗が出てしまうと問題です。中村さんは何度も試行錯誤を繰り返し、栄養豊富で口当たりが良く、さらに美味しくて病気のあるなしに関わらずみんなが一緒に楽しめるチョコレート「andew」の開発に成功しました。
そんなやさしい想いが詰まったandewチョコレートは札幌以外にも東京、大阪、千葉に取り扱い店があります。また、オンラインでも販売されています。もうすぐホワイトデー、世界一やさしいチョコレートでお礼は如何ですか?詳しくは公式HPをご覧ください!