獣医学祭では、食事や展示・動物とのふれあい体験を楽しめます。
さまざまな感覚で学ぶことを通じて、獣医師の深くて広い世界へと誘ってくれる、獣医学祭の企画を紹介します。
餌やり体験
このコーナーでは、「ばん馬」のダイちゃんにごはんをあげて、撫でてあげることができます。
ばん馬とは、かつて農林業や運搬で使役されていた大型の馬のことを指します。現在では、重いそりをひきながら、坂のあるコースで競争する「ばんえい競馬」で活躍しています。
にんじんを差し出すと、顔をこちらに向けてかじりついてきます。体重1トンを超える、ばん馬のもつ迫力を間近で感じることができます。
また、ダイちゃんがひく「まち馬車」にのることもできます。札幌キャンパスの高等教育推進機構から少し北に進んだところに乗り場があり、展示がある獣医学部の建物までいくことが出来ます。
もんもん亭
もんもん亭では「馬鹿やきそば」というやきそばを食べることが出来ます。具として馬肉と鹿肉が入っています。どちらの肉も普段食べる機会は少なく、味覚でも貴重な経験ができます。
展示
展示室では、骨格標本や組織切片の観察ができるだけでなく、普段の獣医学部生の生活についても知ることができます。獣医学部の学生さんに質問をして、展示物について説明をしてもらうこともできます。
ほかに、触って学べる展示もあります。
「H大獣医学部」を舞台とした少女漫画『動物のお医者さん』での描写と、実際の北大獣医学部での生活を比較しているポスターもあります。
他にも北海道産の馬の品種である「道産子」に騎乗できる「引き馬体験会」や、フリスビーを使ったディスクドッグ体験、トレーニングデモンストレーション&ドッグダンスもありました。
見て、触れて、食べて、聞いて、学ぶことのできる獣医学祭。
「動物のお医者さん」に少し近づいた気になれる展示です。