[北大1年生の学生生活をちょこっと紹介!]のシリーズでは、『北海道大学の「今」を知る』という授業を受講してくれた1年生の中から4名に北海道大学での学生生活や将来考えていることについてインタビューに答えてもらいました。
今回の記事では、中学校の頃から北大の獣医学部に興味を持っていたと話す奥野美月さん(獣医学部1年)にインタビューしました。

│自己紹介をお願いします
大阪出身で獣医学部です。動物を見ることが好きです。実家では、いつも何かしらの動物がいて、犬とか猫とかハムスターとか。あと絵を描くことも好きです。北海道に来てからは、食べ物がおいしくて、特にソフトクリームがおいしいので、道で見かけたら買って食べるのが好きです。
│どうして北大の獣医学部を選んだの?
中学1年生の頃、北海道に旅行に来た時にふらっと北大に立ち寄りました。母親から「獣医学部あるらしいよ」って聞いて、獣医学部の標本展示室で骨の標本やウサギの耳のガンの標本を見ました。そのとき、「こんなこと学べるんや、いいな」って思って。
それから北大の獣医学部に進学したいと思うようになりました。北大は日本の獣医学部の中で最高峰と知って、その憧れが自分の中でずっとあって、志望することを決めました。
│北大では何をしたい?
‐獣医の中でも特に興味がある分野とかやってみたいことは?
すごい迷っているんですけど、「馬」やりたいっていうのがずっとあって。
高校の夏休みや春休みに獣医学部の面接試験のためにいろいろ調べていて、小動物も見る分や触る分には好きなんですけど、自分が将来どうしてるかなって考えたときにしっくりこないなぁと。漠然と大動物の臨床行きたいなって思いました。
牧場で馬に乗ったときに肩の筋肉が動くのが良くて、「これ見れたら最高だな」と思いました。普通にゆっくりと歩いてくれているんですけど、それでもすごく肩が動くんです。
受験の面接試験の時にも「馬みたいんですよ」って伝えました。馬を扱う帯広畜産大学での実習も楽しみです*。イギリスのエジンバラ大学に馬のプログラムがあると聞いて、できれば留学もしてみたいと思っています。
あと骨格標本や動物行動学の授業を受けてみたい。実家で犬をずっと見てて、「なんでこれするの?」とかよく考えてたんで。犬猫にかかわらず、行動学とか心理学の分野がおもしろそうだなって思っています。
* 北海道大学の獣医学部と帯広畜産大学畜産学部は「共同獣医学課程」という教育プログラムのもと、両大学の教員と学生が2つのキャンパスを往来しながら、獣医学教育が実施されています。
│1年生が終わるまでにどうなっていたい?
「大学でどうなればいいか」を自分の中で今すごい迷ってて。全然獣医に関係はなくても、「なんかこれしっくりくるな」みたいな、そういうことは見つけておいてほしいです。

│編集後記
中学1年生のときから北大の獣医学部に興味を持っていた奥野さん。念願かなって今年から北海道大学での学びを始めました。馬を語る笑顔から、馬への好奇心がにじみ出ていました。「馬の肩の動き」なんて、なかなかすごい目の付け所ですね。
まだ進路や大学での学ぶ方向性は悩み中と話していました。研究や進路の幅、海外でのプログラムなども北大の獣医学部の魅力です。2年生以降は専門科目で時間割がみっちりな獣医学部ですが、学びを続ける中で、きっと奥野さんの夢中になる分野が見つかると思います。