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#94 キャンパスが実習フィールド

金曜の午後、恵迪の森およびその周辺をフィールドに、学部2年生を対象とする基礎生物学実習が実施されています。先週と今週のテーマは「北大構内の生物多様性を知る」です。学生さんたちは2班に分かれ、それぞれ植物の観察と昆虫採集を行います。どちらの班も植物と昆虫を学べるように、先週と今週の回で観察対象を変え、同じ場所を歩きます。

(ノートやカメラ、捕虫網などを手に手に森を観察します)

普段素通りしてしまう北大構内には、実に様々な植物が生い茂っています。オオウバユリ、オクトリカブト、ニリンソウ、等々…先生が次々に口にする植物名を覚えるのに、学生さんたちは必死です。

(つぎつぎと植物を解説する堀口健雄さん)
(小亀一弘さん(中央))

昆虫班は捕虫網や吸虫管で虫を捕えて、持ち帰ってから調べます。学生さんに「何かとれましたか?」と尋ねると、「…いろいろ…いろいろとれました。これから調べます!」とのこと。ただ虫をとるだけが実習ではありません。

(小瓶の中に捕えた虫を入れ、実験室にもどってからどのような生物かを調べます)

この実習で植物の観察を指導するのは、堀口健雄さん(理学研究院 教授)と小亀一弘さん(同 教授)、昆虫の指導をするのは加藤徹さん(同 助教)です。堀口さんはこの実習の意義について「生物は名前を知ることでより親近感がわきます。生物科学科 生物学の学生ならば、身近な植物や昆虫の名前くらいは覚えて欲しいという願いから始めた実習です。身近な生物の季節変化などに気づくことのできる学生になって欲しいと思っています」とお話をされました。

豊かな自然がある北大ならではのぜいたくな実習です。ただし恵迪の森の中は保全ゾーンで踏み荒らし厳禁。許可を受けた教育・研究目的以外の動植物の採集は禁止されていますのでご注意ください(今回の植物実習では写真撮影のみを行い、その写真を使って自分だけの「マイ植物図鑑」を作ります)。

(道沿いの植物を観察して歩きます)

(レンズの先にあるのはヨブスマソウ。三角形の葉が特徴的です)

(ニリンソウ。その名の通り、二つの花が咲きます)

【川本思心・CoSTEP/理学研究院 准教授】

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2016.05.27

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