1924(大正13)年9月、北海道大学の前身である北海道帝国大学に、農学部、医学部に次いで、工学部が設置されました。その工学部から、私たちが想起するイメージは「ものづくり」ではないでしょうか。
青木直史さん(情報科学研究科 助教)の専門はマルチメディア情報処理です。札幌で毎年6月に開催される YOSAKOI ソーラン祭りのために LED で光る「サイバー鳴子」を開発したことをきっかけに、ものづくりの面白さに目覚めたそうです。
「札幌の人々にはものづくりへの高い潜在能力がある。でも、札幌のものづくりはあまり盛り上がっていない」と、青木さんは強調します。そして、札幌のものづくりを盛り上げるためには、アイデアを持っている人と技術を持っている人のコラボレーションが必要だと青木さんは考えています。
(写真は左奥より、青木直史さん、クリエイターの吉冨翔太郎さん、斎藤 隆さん、元由勝人さん、手前左より、カフェを企画した近藤あずささんと片島幹太さん)
今回、青木さんが、札幌で活躍する5人のクリエイターの方々と共に、サイエンス・カフェを開催することになりました。カフェでは、青木さんのものづくりに対する情熱あふれるトークを聞くだけではなく、実際にクリエターさんと対話したり、実際の作品を見たり触ったりすることもできます。ここでの体験を通じて「技術や人と繋がることで、自分の想いをかたちにすることができるようになる」ことを感じてみませんか。みなさまのご来場をお待ちしています。
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第90回サイエンス・カフェ札幌 できたらいいな~想いをカタチにするものづくり革命~
日時:10月2日(日)15:30〜17:00 (開場 14:30)開場後クリエイターさんの作品展示があります
場所:紀伊國屋書店札幌本店1階インナーガーデン
参加費:無料
ゲスト:青木直史さん (北海道大学大学院 情報科学研究科 助教)
参加クリエイター
斎藤 隆さん(札幌ものづくりオフィスSHARE代表取締役)
西野結衣さん(Makers’Base Sapporo所属 彫金アーティスト)
元由勝人さん(株式会社元由アテンダントサービス代表取締役)
Tobias Kuhnさん(北海学園大学工学部)
吉冨翔太郎さん(北海道大学ロボットアーキテクトサークル)
主催:北海道大学 CoSTEP
ゲストの青木さんについては【クローズアップ】#62 ものづくりを通じて社会とつながる をお読みください