「ウゥーウゥーウゥー!火災が発生しました。避難してください。」
突然の警報が校内に響き渡る。慌てて外に飛び出してみると、同じく避難をしてきた人たちが、体育館横の広場と集まってきました。また入れ違いに、救護担当と思われる方々がタンカーを手に、大急ぎで校舎の方へと走って行かれました。
種を明かすと、これは大学職員の自衛消防訓練の一幕。この日は高等教育推進機構、情報教育館、北図書館、大学院メディア・コミュニケーション研究院を対象として実施されました。
冬の寒空の下で凍えながら待つこと20分、戻ってきた救護班による確認の手続きの後、消防署の方による挨拶がありました。
続いて新田理事からは、「いつどのような災害が起きるかわかりません。職員一人ひとりの心がけによる、全校体制で防災にあたっていきましょう。」と、心構えについてのメッセージを投げかけられました。
この挨拶でもって中締めとなった後は、任意での消火訓練がありました。中身を水に置き換えられた消化器を使って、10メートルほど先に設置された炎(のプレート)をやっつけます。
消防署の方からの使い方の説明の後、一斉に放射しました。
見事命中!全ての火の消火に成功しました!訓練に参加されたお一人、学生支援課の荒井さんに感想をお聞きしたところ、「はじめて使いましたが、分かり易く指導してもらって、うまく扱うことができました。今後は非常時でも、自分で消火作業をすることができます。」とのこと。
まさに備えあれば憂いなし。乾燥する季節を前に、防災に対して気を引き締め直す一日となりました。