北大祭北部エリア、体育館横特設ステージでは「夕見子がやってくる!」と大騒ぎ。そんな中、我々いいね!取材班は「本物のサケがやってくる!」という情報を入手し、第二体育館へと向かいました。
私たちを出迎えてくれたのは、こちらの活きのいいサケ! 否、ずっしりと重いレプリカのサケ。産卵期の鮭をその重量まで完全再現しており、片手で持つとプルプルするほどの重量感です。川を遡上する彼らはこんなにも重いのか、と驚きました。
(いきのいいサケ!のアクションをとるスタッフ ※レプリカです)
そしてその横に並ぶは4体の本物のサケたち(新鮮)! よく見ると4体とも、見た目に違いが。同じサケではありません、なんと4種ものサケが並んでいます。サケの傍らには、写真もそれぞれ並べられていました。体の色が全然違うので、違う種類と思いきや、なんと同じ種だそうです! 銀色のサケと、赤いサケ。同じ種なのに、なぜ色が違うのでしょう?
(サケ(新鮮)が4体)
不思議に思い、スタッフの方に尋ねました。「色の変化に興味が湧く展示ですよね。海では上下の敵から見つけづらい銀色になっていて、遡上するときには産卵に向けて異性へのアピールができる赤色になっています」と答えてくれたのは和泉智雄さん(水産研究・教育機構 北海道区水産研究所 広報担当)。
(お話してくださった和泉さん)
受精からふ化までの標本や、お魚博士になれるクイズ、鱗で見る年齢測定…。大人から子供まで楽しめる、盛りだくさんなブースです。「サケと言っても、種類は様々。なるほど!と知ってもらい、頭の片隅にでもおいてもらえたら」と和泉さんは語ります。
最終日の展示は10時から15時まで。国際サーモン年の2019年、なつぞらのもと、優しいあの子にも教えたくなる、サケの世界を覗いてみませんか。
【橘史子・CoSTEP本科生/農学院修士1年】