2009年にスタートした、世界最大の学生起業アイデアコンペ「ハルトプライズ」は国連が定める持続可能な開発目標(SDGs)に関連するテーマに基づいて、世界中の学生がアイデアを出し合います。今年のテーマは「若者の雇用」です。
世界29都市で地域予選が開かれ、東京予選には北海道大学のチーム「アクアモウ(AQUAMOU)」を含む45チームが参加しました。アクアモウは成長の早いティラピアを使って水産養殖ネットワークを作るプロジェクトで、日本の大学チームとして初めて優勝を飾りました。
いいね!Hokudaiではアクアモウのリーダーを務めるイフェアニ・チュクさん(水産科学院 修士2年)とチームメンバーのランジャニ・ラジャゴパルさん(理学部2年)さんから、それぞれコメントとビデオメッセージをいただきました。
イフェアニ・チュクさんのコメント
「私たちのプロジェクト名“AQUAMOU”は、“Aquaculture(養殖漁業)”と、日本語でネットワークを表す“網”を組み合わせた言葉です。今回のハルトプライズのテーマ「今後10年間で1万人の若い人たちに対して、意味のある雇用機会を創出するには」が発表された直後に結成されました。私は水産科学院でティラピアという魚を研究しています。そこで私は多くの可能性をこのティラピアに見出しました。私の母国であるナイジェリアや他のアフリカ諸国が抱える問題、食糧不足や栄養失調、更には若者の高い失業率を、このティラピアの養殖ネットワークを利用して解決することを目指しています。この北大での研究を、母国の問題解決に繋げたい……。それが私の望みです。」
ランジャニ・ラジャゴパルさんのビデオメッセージ
現在、アクアモウは夏にロンドンで行われるトレーニングイベント参加への準備をしています。ここで40チームが6チームまで絞られ、残ったチームがニューヨークの本戦へと駒を進めます。アクアモウでは渡航費確保のために、クラウドファンディングを7月12日(金)まで実施しています。いいね!Hokudaiをご覧のみなさま、ぜひアクアモウにあたたかいご支援をいただけましたら幸いです。ティラピアの干物をいただけるコース(※事業化成立後の送付)もあるみたいですよ。ご支援については以下のページよりお願いします。
https://actnow.jp/project/aquamou/detail
また、7月12日(金)18:30~19:30の日程で優勝報告会と壮行会を開催します。場所は理学部5号館大講堂(5-203)です。こちらへの参加も合わせてご検討ください。会場では募金箱を設置しております。インターネットを通じてではなく、直接募金したい方はこちらをご利用ください(※領収書等の発行はできません)。詳細は以下のページよりご確認ください。