雪の積もった札幌キャンパスを散歩中、フロンティア応用科学研究棟から「恵迪の森」へ向かう道の傍に楡影寮記念碑を見つけました。1946年に江別に開寮した楡影寮は、1955年この記念碑がある場所に移転し、1983年に閉寮しました。同寮の有志により2003年に建立された碑には「ここに僕らの棲み家があった/ここで学んだ 語った 歌った/そして時が流れた/楡影の青春を偲んで/オバンケルの息子たち」と刻まれています。「オバンケル」とは寮母さんを指す言葉です。最新の研究施設の傍らに、かつての北大生が青春を謳歌した学生寮の歴史が刻まれています。