北大生たちが、新型コロナウイルス感染拡大防止のための啓発活動「No More Coronaプロジェクト」を立ち上げました(https://no-more-corona.com/)。3月1日に発足し、翌日からウェブサイトで情報を発信し始めています。ウェブサイトの主要なターゲットは若年成人層(20~30代)。どのような行動を控えるべきか、どのような行動なら問題ないかをQA方式で紹介する記事や、感染症拡大と抑制のシミュレーションに関する簡単な分析結果などを公開しています。
北大の文書を基にした行動に関する注意事項<画像提供:No More Coronaプロジェクト>
<画像提供:No More Coronaプロジェクト>
このプロジェクトの代表は、感染症の数理モデルについて勉強している朝倉利晃さん(医学部医学科 4年)です。メンバーは朝倉さんをはじめとした医学科の学生15名や、文学部の学生1名の総勢16名。監修は、公衆衛生学が専門の玉腰暁子さん(医学研究院 教授)がつとめています。
朝倉さんは以下のようにプロジェクトの趣旨を語ります。「一番伝えたいのは、全年齢層が等しく感染拡大防止に取り組まなければ、高齢者への感染は防げないということです。ただ、僕を含め若い人の多くは、なぜ高齢者との接触が少ない自分たちが若者同士の接触を控えなければいけないか? 若者は関係ないのではないか?と疑問を持っているのではと思います。その疑問をできるだけ解消し、納得して、私たち若者自身が当事者意識を持って行動できるようにしたいと思っています」
「No More Corona」というキャッチフレーズは、拡大する感染症のスピードに負けずに、学生をはじめとした若年成人層に迅速に感染症対策への意識をひろめ、行動を促すために付けたそうです。ぜひウェブサイトをご覧ください。