ヒグマが連日札幌市街地に出没し、大捕り物の末にお縄となったのは、昨年 2019年の8月のことです。今年もすでに、札幌市内で29件の目撃が確認されています(2020年7月1日現在。札幌市ウェブサイトより)。北海道に住む限り、私たちはヒグマとうまく付き合っていかなくてはなりません。
北海道大学 大学院 獣医学院の坪田敏男教授が会長を務める「ヒグマの会」では、この度、小冊子「ヒグマ・ノート ~ヒグマを知ろう~」を出版しました。研究者や行政、そして市民の協力によって蓄積されてきた知見をもとに、ヒグマの生態や被害に合わないための方策を、親しみやすくまとめてあります。すでに初刷2,000部が配布され、現在、第2刷を印刷中とのこと。今後は道内の博物館や動物園で、一冊300円にて販売する計画が進んでいるそうです。
今年は人間活動が抑えられている分、もしかしたらヒグマにとってはいつもより市街地付近で活動しやすい状況かもしれません。ある日、クマさんに出遭ってしまったときに備えて…いえ、出遭わずに済むように、ご一読をおすすめします。
*小冊子とポスターを入手希望の方は、下記へお問い合わせください。
担 当:「ヒグマの会」副会長 山本 牧
e-mail:higmax7@gmail.com