9月11日、12日にかけて新潟で開催された日本学生陸上競技対校選手権。事前にお知らせした通り、北大からも酒井洋明さん(生命科学院1年)、高橋佑輔さん(理学部3年)の2名が参加をしました。高橋さんが1500mで2位になるなど、両名とも全力で駆け抜けました!
(高橋さんについては、こちらのインタビュー記事をぜひ御覧ください)
以下のリンクから、当日の映像を見ることができます。
先日に続き、北大陸上競技部OBで現在アドバイザーの小林健太郎さん(電子科学研究所 技術部)から、レース結果の詳細についての報告と、参加をした酒井さん・高橋さん本人からのコメントが届きました。
小林健太郎さんからの報告
1日めの男子1500mでは、高橋は観ていても完全に余裕を残した走りで、予選を突破しました。一方で酒井は中盤まで先頭を引っ張る積極的なレースを展開し、残念ながら予選突破はなりませんでしたが、観ている私たちも疲弊するほど、体力面・精神面ともにタフなレースを展開しました。
決勝では、高橋は常に周囲が見渡せる絶好の位置で様子をうかがいながら臨み、そしてラスト300メートルからは先頭に抜け出し、残り120メートルでは、「勝てるかも!」と思うほどのレースとなりましたが、最後は及ばずに2位となりました。
2日めの男子800メートルは、予選では中盤から3番めに位置し、最終盤まで「どうなるだろうか…」と思いながらも最後50メートルでようやく2番に出て、決勝に進出しました。翌日の決勝では、序盤は後方で様子を観ながら4番め集団を形成してレースが進み、終盤まで他の選手も粘る中で5位でゴールしました。優勝記録は日本歴代9位、2位までが大会新記録となるハイレベルなレースで、高橋は自己新記録、そして北海道学生新記録を樹立しました。
両名から「いいね!hokudai」へのコメントをいただきましたので、以下に掲載いたします。
酒井さんのコメント:
「男子1500mに出場しました修士1年の酒井です。まずはこの大会に参加できたことに感謝したいです。昨年と一昨年とで惨敗した借りを返そうとリベンジに挑みましたが、再び惨敗でした。しかし幸いにも自分にはもう1年あり、優秀な後輩もたくさんいるので、共に切磋琢磨し、最後くらい花を咲かせて終わりたいです」
高橋さんのコメント:
「去年1年間は2回も疲労骨折をするなど苦しい時期が続きましたが、自分の十八番である1500mで2位に入れたのはとても嬉しいです。来年は優勝できるように頑張ります。800ではギリギリ決勝に残り、決勝では5位入賞でした。自己ベストを約1秒更新する、1’48″92を出すことが出来ました。3年ぶりにベストが出たので良かったです。とても楽しいインカレになりました」
最後になりますが、大変な時節にもかかわらず、このような大規模な大会が無事かつ成功裏に終わりましたうえ、特にYouTubeライブで居ながらにして応援が可能としてくださったのも、大会関係者の皆さまのご尽力のおかげです。
改めて感謝を申し上げます。
このお二人や陸上競技だけでなく、コロナ禍の状況の中、感染防止の対策をしっかりしつつトレーニングに励んでいる学生がたくさんいます。加えて今回のように、大会の模様がオンライン配信されることで、どこからでも応援ができる環境が整えられても来ています。
もうすぐスポーツの秋。今年は新しい楽しみ方を見出してみてはいかがでしょうか。