札幌キャンパス南側に位置するクラーク会館は、食堂や集会室などが備わっており、学生・教職員を含めた多くの人が利用する施設です。クラーク会館正面の小さな階段から中に入ると、ロビーチェアとテーブルが備えられた、吹き抜けの「中央ホール」があります。中央ホールは、談話をはじめとして、サークル活動、待ち合わせ、休憩など多目的に利用されてきました。特に昼の時間帯には、食堂から溢れた人がそこで食事を取っていました。
しかし、クラーク会館の中央ホールも感染症対策のため以前とは大きく変わりました。7月上旬からは向かい合って座ることが禁止になり、9月上旬からは飲食が禁止になりました。そこで昨年と今年で中央ホールの利用頻度や利用目的はどのように変わったのか、北大生に話を聞きました。
昨年は月に1~2回ほどの頻度で利用していた工学部2年生の学生は「主にサークル活動の待ち合わせや終了後に利用していました。テイクアウトしてきた食べ物をサークル終わりに数人と食べることが多かったです。今日は半年ぶりに来たか来てないかくらいです。今日は資料整理をしに来ました。今は一人だけでしか使えないので、せめて集まりやすい空間になってくれればという希望はあります」とこたえてくれました。
今は我慢のときですが、一日も早く、談話やサークル活動、食事など思い思いに過ごすことができる空間となりますように。他にも取材を受けて下さった方、大変ありがとうございました。
【山内光貴・CoSTEP本科生/農学部4年】