正門を入ってまっすぐ進み、右手に見えてくる白亜の洋館「古河記念講堂」は、1909年に林学教室として建設されました。正面には「古河家寄贈」と記されています。
建設の背景には、古河財閥が経営していた足尾銅山の鉱毒事件が深く関わっています。当時、社会の非難を浴びていた古河が、世間の風当たりを和らげようと政府に帝国大学創設費を寄付。その寄付金をもとに建設されました。内装も歴史を感じさせる美しい装飾が施されています。現在は文学部の研究室として使われているため一般公開はしていません。ですから折に触れて「いいね!Hokudai」で紹介していきますね。