7月17日からはじまった北海道大学での職域接種は、9月12日までに2回目もふくめて終了しました。対象者は学生・教職員約2万名で、そのうち7割少しが接種しました。対象者の中には職域接種以外で接種をした人もいる可能性があり、それについてはカウントできません。そのため、実際はもう少し接種率は高い可能性もあります。いずれにせよ、札幌市のワクチン接種率は約5割のため、それよりは高い割合となっています1。
さて、10月1日から後期の学部授業が始まります。気になるのは授業形態です。オンラインのみで実施された授業の割合は、昨年度前期は9割、後期は6割、そして今年度前期は6割と推移してきました。ワクチン接種も進み、昨年とは状況が変わっています。対面授業への要望も高まっているでしょう。一方で、一気に対策を緩めることなく、慎重に基本の感染対策を継続することも重要です。その意味で、より現場の舵取りが難しくなってきたといえるかもしれません。
写真は8月の接種会場前の様子。今はもう木々も秋めいています。
参考文献: