最近、街にキツネ増えてきたね…と言われ始めてもうどのぐらいたつでしょうか。北海道大学CoSTEP特任講師の池田貴子さんは、札幌の都市部にすむ都市ギツネの生態と、彼らと人間とのあいだに起きる様々な軋轢について研究しています。2019年度からは、月寒公園(札幌市豊平区)との協働で、エキノコックス対策や餌付け問題に取り組んできました。
※ こちらの記事もご覧ください。
その報告会を兼ねたサイエンスカフェが、2022年3月29日(火)、月寒公園で開催されます。カフェでは、基本的なキツネの生態やエキノコックス感染予防法や、自動撮影カメラで観察したキツネの行動の傾向など、1年間の調査結果が報告される予定です。公園コミュニティを構成する人々(公園利用者、公園管理者、行政など)のあいだで、キツネについての困りごとや思いを共有しあう時間も用意されています。
近づき過ぎず遠ざけ過ぎず、物理的にも精神的にも適切な距離をとって接することで、都市ギツネとの共生は可能だ、と池田さんは言います。では、野生動物であるキツネとの適切な距離とは、どのぐらいのディスタンスなのでしょうか?カフェに参加して、自分とは違う立場の人々の想いや、そしてちょっとだけキツネたちの言い分にも、耳を傾けてみてはいかがでしょうか。
月寒公園パークライフカフェ「キタキツネ」
日 時 2022年3月29日火曜日 13:00-15:00
場 所 月寒公園パークライフセンター
対 象 小学生以上
定 員 20名 ※ 定員になり次第、締め切ります。
参加費 無料
講 師 池田 貴子(北海道大学 高等教育推進機構 CoSTEP 特任講師)
進 行 宮本 奏(NPOファシリテーション きたのわ 代表)
月寒公園webサイトよりお申し込みください。公園へのお電話や窓口でも受け付けています。
※ 残念ながら会場まで行けない!という方は、こちらの動画でもキツネとの付き合い方やエキノコックス対策について知ることができますよ。