ずらりとならんだクルミ、イチイの実、エゾマツの実、カツラの実…おなじみの樹木の種子から、よく目にするものの名前は知らない種子まで、30種類も展示されています。これらは標本として採取・保存されているもので、最も古い種子はなんと120年前のものです。
この一風変わった展示が見られるのは、埋蔵文化財調査センター。ここではその他にも、北大構内から出土した資料が展示されています。センターの中で一番人気は北大式土器。続縄文後期の5世紀~7世紀頃につくられたと考えられています。一方、スタッフの石田洋子さんおすすめは、漢字らしきものが刻まれた「刻書土器」です。
埋蔵文化財センターは、月曜から金曜の9時~15時まで開館しています。本日から企画展「狩猟具としての石鏃」の展示も始まります。
木々の葉も落ち、冬の足音が近くなってきました。足元に落ちている葉っぱや種子に目をやりながら、お散歩がてら立ち寄ってみてはいかがでしょうか。