今からちょうど146年前の1877年4月16日。ここ北広島市島松で、クラーク博士はあの言葉を学生たちに贈ったとされています。
クラーク博士は1876年8月14日に開校した札幌農学校の教頭として着任。第1期の学生たちに絶大な影響を与えました。そして約8ヶ月の任期を終え、札幌を離れます。別れを惜しんで島松駅逓所まで着いてきた学生たちに対して、クラーク博士はあの言葉を残し、馬で去っていきました。その後クラーク博士は函館から船で北海道を後にします。
ちなみに駅逓所とは、現在で例えれば、宿と郵便局とガソリンスタンドがセットになった道の駅のようなもの。もちろん当時は車ではなく馬と徒歩による旅です。島松駅逓所は1873年に建てられ今年で150年。国の史跡に指定されています。クラーク記念碑はその傍らに1950年に建てられ、あの言葉を今に伝えています。