北大祭を構成する各祭の一つ、薬学祭では、公開実験や薬草園ツアーなど、来場客を楽しませる様々なイベントが行われました。
特に大きな盛り上がりをみせていたのは、薬学祭の目玉でもある公開実験。
取材班がお邪魔した日曜午前の回には、総勢70名を超える来場者の方が、実験を楽しんでおられました。
今年の公開実験は、ダイラタンシー液体と時計反応の二つ。
ダイラタンシー液体は、ゆっくり触るとドロドロなのに、素早く叩くとカチコチになる不思議な液体。常識を超えるこの不思議な液体には、子どもも大人も大興奮。
一方の時計反応は、無色の溶液同士を混ぜると、十数秒で突然色が真っ黒になる、こちらも不思議な反応。色が変わった途端、観客からは大きな歓声が起こりました。
公開実験を担当した薬学部2年生の学生さんたちは、「公開実験当日ギリギリまで、当日来られるお客さんに満足してもらえるよう、実験の内容を改良してきました。実際に練習で実験を行ってみると、うまくいかなかったり、そんなに面白くなかったり。でも、最終的には、薬学部らしい実験で、かつ、子どもウケもする、映える実験になったと思います。頑張ったかいがありました」と語ってくれました。
薬学祭では、公開実験だけでなく、薬草園ツアーや公開展示も行われていました。
いずれも大人気の企画で、来場者の方々は、薬学部生による案内・解説に、興味深そうに耳を傾けていました。