3月5日土曜日、北大札幌キャンパス人文・社会科学総合研究棟ではNHK Eテレの番組「ニッポンのジレンマ」の収録がありました。北海道新幹線開通で、ツーリズムは注目を浴びているところ、今回のテーマは「ツーリズムのジレンマ大研究@札幌」でした。パネリストの一人として「聖地巡礼」研究で有名な岡本亮輔さん(大学院メディア・コミュニケーション研究院 准教授)が出演しました。
左から写真家の佐藤健寿さん、訪日旅行企業CEOである須田健太郎さん、岡本亮輔さん
左から司会のNHKアナウンサー青井実さん、社会学者の古市憲寿さん。
第1部は観光立国、第2部では異文化交流、第3部ではLCC、情報化を主題に話を進めました。観光とは何かに対する概念の整理から始まり、今に至るまでに観光の歴史、観光地における人を呼ぶための演出、近年の観光の目的が変化されていることまで話しながら、密にツーリズムにおけるジレンマについて考えさせられる時間になりました。
収録には北大生はもちろん、遠方からいらした市民の方々も多く、積極的な質疑で参加してくださいました。番組の収録に盛り上げる学生を含め、北海道のツーリズムに関して改めて考えるきっかけになった学生もいました。
放送日は3月27日午前0時。26日の深夜です。みなさん、お見逃しなく!
http://www.nhk.or.jp/jirenma/