8月12日から14日早朝にかけて開催された音楽フェス、「Rising Sun Rock Festival(以下、RSR)」。そのメインとなるSun Stage近くの一角に、ひときわ目立つ「スープカレー麺」の看板がありました。
実はこのお店、北大生も多く所属し、道内各地の高校で高校生の語り合いの場づくりをしている「カタリバ北海道」(運営:NPO法人いきたす)メンバーの学生たちによる出店です。
6月の北大祭で経験を積んだのち、全国から60000人を超える人が集まるRSRでの販売に挑戦しました。
メンバーの岩崎祥太郎さん(工学部環境社会工学科3年)は、この取り組みを通じての学びについて、「商売の難しさです。自分にとっては初めてでも、「スープカレー麺」という看板を掲げている限りは、1人の商売人として手を抜かずに味などこだわりを最後まで持ち続けることが必要なんだと思いました。これが、来年以降も続くようにつないでいきたいです。」と話してくれました。
(北大祭の出店にて、手際よく麺の湯切りをしている岩崎さん(右端))
また監修を行ったスープカレーの老舗「ピカンティ」須藤修社長によると、「まずお客さんの気持ちになること、など広く社会に出ても必要な心構えを身につけてもらいたいと思って、関わっています。」とのこと。厳しくも温かい眼差しを学生たちに向けられていました。
(学生と一緒にスープカレー麺をつくる須藤社長(右から2人目))
(深夜まで絶えないお客さんと、ステージから聞こえてくる演奏。
ここでしか味わえない雰囲気の中、みんなで力を合わせ販売をしました。)
絶妙な辛さとコクのスープカレーが麺に絡む至福の一杯。秘伝のレシピに加え、学生たちの成長という隠し味による、深みのある味わいを堪能することができました。