黒百合会。明治41年創立、109年の歴史を持つ美術部の名前です。そんな歴史ある黒百合会は、実は毎年、北大祭でお店を出しています。今年の場所は医学部前。まず、可愛い看板が目に入ります。ただ絵が描かれているだけでなく、折り紙で作った小さなお花があしらわれており、美術部らしいこだわりを感じさせます。
しかし、その名は「ぶきよう」。美術部なのに「不器用」。由来や意図は不明とのことですが、現在所属している学生さんが入った頃には既にこの店名なのだそうです。やはりここにも歴史あり。
お店の目玉は、ピアスやブローチなどのアクセサリーや、ノートやランチバッグといった日用品です。部員が各々で商品を作り、販売しています。値段はノートやポストカードが100円、ピアスやブローチが200円など、ついついたくさん欲しくなってしまう価格です。商品のデザインはそのときの部員によってさまざま。いいね記者のイチオシは、地学専攻の部員さんがデザインしたノートやキーホルダー。ここでしか買えない黒百合ブランド。ぜひこの機会に手に入れてみてはいかがでしょうか。
(取材班も購入! つばきのピアス、マンホールをうつしたポストカード。
地学専攻の学生さんによる古生代の魚のノートと恐竜のバッジ。
ノートは、シルクスクリーンという手法を使って、オリジナルのデザインを形にしています)
(ラムネも大人気。爽やかさを感じさせるラムネの看板も毎年活躍している、歴史の語り部かもしれません)
【大谷祐紀・CoSTEP本科生/獣医学院博士1年】