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学生発、総合博物館ミニ展示「みんなの楽しみ方」展

今週7月26日にリニューアルオープン1周年を迎えた総合博物館で、いまこんなミニ展示が開設されています。

北海道大学総合博物館「みんなの楽しみ方」展。

(ミニ展示を企画・制作した修士課程2年生の増田彩乃さん。
理学院自然史科学専攻 科学コミュニケーション講座 博物館教育・映像学研究室 所属)

1階ラウンジの古い黒板を改造した展示スペースに、かわいいイラスト付きの小さなパネルが並んでいます。実はこれすべて、博物館教育を専攻する増田彩乃さん(理学院修士2年)の手作り。

リニューアル後1年のあいだに増田さんが行なった、来館者が考える博物館の楽しみ方の調査をもとに作成しました。来館者の思いの多様さに触れたことがきっかけで、博物館の多面的な価値に気づいたのだそうです。

増田さんにお話を伺ってみました。

なぜこの展示企画を思い立ったのでしょうか?

1年前、リニューアルオープン直後の企画展示の解説員を担当しました。本当にたくさんの方々がいらっしゃったのですが、皆さんが博物館に対してそれぞれに異なる視点で十人十色の思い入れを持っていることに気づきました。その後、改めて博物館を利用する人々との座談会やアンケート調査を行なったところ、展示をみて学習するだけではなくて、皆それぞれに実に多様な楽しみ方をしていることがわかったんです。これを他の利用者にも広く知ってもらえたら、もっともっと博物館を楽しんでもらえるんじゃないかと思って、このミニ展示を企画しました。

(これまでに開催したワークショップのチラシやアンケート用紙も増田さん自身がデザイン)

パネルを見ると、みなさんの「楽しみ方」、個性的で面白いですね

はい。博物館という非日常の雰囲気や空間自体を楽しみに来ている方が多いです。標本保存に使うナフタレンの匂いとか、扉や階段のレトロなデザインとか装飾とか。展示にかんしては体感型のものが人気ですが、中には、展示が難しすぎるところが大学博物館らしくて良い、なんていう尖った意見もあります(笑)。

(訪れた人が自由に自分の「楽しみ方」をカードに書いて展示することができる)

増田さんは、このミニ展示を通して「それまで気づいていなかった、その人にとっての博物館の新たな価値をみつけてもらえたら、嬉しい」と語ってくれました。一連の調査結果やこのミニ展示の様子を分析して修士論文にまとめ、博物館運営の新たなヒントを探るための材料としたいそうです。

博物館にお越しの際は、ぜひこのミニ展示を楽しみにお気軽にいらしてください。ミュージアムショップとなりのラウンジにて、8月27日まで開催中です。

■開催情報■

会 期:2017年7月25日(火)~ 8月27日(日)

時 間:10:00〜17:00(金曜日は21:00まで開館)

会 場:北海道大学総合博物館1階ラウンジ

休館日:月曜(8月7日は開館)

主 催:北海道大学大学院理学院 自然史科学専攻 科学コミュニケーション講座 博物館教育・映像学研究室(担当:増田彩乃)

詳細は北海道大学総合博物館ウェブサイトへ

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2017.07.28

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