たまーにお伝えしている北大産の食品。今回はレバーペーストです。もちろん材料は北大で育てられた豚。北大のものはドイツのとあるレシピを参考にしているそうです。パンに塗ったり、料理につかったりと使い道いろいろで、食卓に味わいを加えてくれます。しかし、よくよくラベルを見ると、「レバーペースト」ではなく、「レバーソーセージ」と書いてあります。「ソーセージ」というと、うすい皮に詰められたものという印象がありますが…?
実は、消費者庁が告示するソーセージ品質表示基準によると、天然の腸や人工フィルム以外、瓶に入っていても「ソーセージ」なのです。そして、レバーペーストかレバーソーセージは、ペースト状かどうかではなく、レバーの割合によって決められています。レバーの割合が50%を超えるものがレバーペーストなのです。確かに、重量の割合の順番で記されることになっている原材料名一覧を見ると、「豚肉」「豚レバー」の順番で書いてあります。なるほど~
この食品は学生実習でつくられたもので、少数の余剰品を学内で販売しているため、一般には販売されていません。何卒ご了承ください。
取材協力:若松純一さん(北方生物圏フィールド科学センター 准教授)