北海道胆振東部地震は北海道大学の学生・教職員の生活を支援する北海道大学生活協同組合(北大生協)にも被害をもたらしました。一方で、北大生協は暮らしをサポートするための臨時対応を行いました。その取り組みについて紹介します。
北大生協では地震発生当日の午前7時に現状の被害状況を確認し、今後の組合員対応と復旧対応、生協職員への連絡について緊急会議を行い、まずは9月6日(金)から8日(土)までの臨時営業を決定しました。
被害状況としては停電による購買の冷蔵・冷蔵商品や食堂の食材の廃棄がありました。店舗においては北部厚生会館の影響が酷く、特に北部書籍店では店にある本の多くが床に落ちていました。
物流がストップする中、北大生協は学内各店舗の商品や食材を集約し、生協会館と中央購買入口での臨時販売を行いました。加えて、一人暮らしで食料のない学生の対応として、ガスのみ使用できたクラーク食堂でカレーと中華丼を提供するサービスを行い、炊き出しに近い形の体制で延べ1300人以上に提供しました。学生の列は、クラーク食堂入口から外の階段下まで続く長蛇の列となりました。
また、北大周辺の学生マンションやアパートは9月7日になっても停電が続いていたため、携帯電話の無料充電サービスコーナーを生協会館多目的ホールに設置しました。
現在、北大生協では被災された方々を支援するために「緊急支援募金」を実施しています。現金と生協電子マネーで募金できます。ご賛同いただける場合は、北大生協の各店舗を訪れた際に職員の方にお声がけください。みなさまのあたたかいご支援をお待ちしています。