寄宿舎跡の碑 積雪の上に冷たい雨が降る札幌キャンパス。夏には鬱蒼と茂っていた恵迪の森のハンノキやヤチダモの葉もすっかり落ち、遠くに野球場を見通すことができるようになりました。森を通る道の傍らには、日高産の緑灰色の巨石に、初代学長 佐藤昌介先生の筆跡で恵迪寮の名の由来を刻んだ寄宿舎跡の碑があります。1905(明治38)年に現在の文学部のある辺りに建てられた初代の恵迪寮は、1931(昭和6)年末にこの地に移築され、現在の恵迪寮を建築のために1983(昭和58)年に取り壊され、この碑が建立されました。寄宿舎跡の碑は大学と寮の歴史を未来に伝え続けていきます。