「ドドドッ、ドドドッ、ドドドッ」
地響きをとどろかせ山道を駆け下りる道産子の群れ。月に一度の馬体測定の日は、放牧地から庁舎にほど近い計測所まで道産子たちが大疾走します。
ここは静内研究牧場。桜並木で有名な二十間道路のその奥に、馬蹄形の山林地に囲まれ、ひっそりと広がっています。牧場では林間放牧を主体に北海道和種馬、俗に言う「道産子」の育成が行われています。
計測後はササなど餌の豊富な放牧地へとまた一走り。そろそろ今冬の林間放牧は終わり、新緑があふれる季節まで干し草ロールの給餌に切り替えです。
【林忠⼀・北⽅⽣物圏フィールド科学センター/いいね!Hokudai特派員】