今日、3月8日の国連が制定した「国際女性デー」は、ジェンダー平等と女性差別の撤廃を実現するための国際的な連帯と行動の日です。その起源は、1904年にニューヨークで婦人参政権を求めたデモに由来し、120年経過した現在では世界各国でさまざまなイベントが開催され、女性たちが切り開いてきた成果や努力を祝福し、その勇気を称える日にもなっています。また身近な女性に感謝の気持ちを込めてミモザの花をおくるというイタリアの習慣から「ミモザの日」としても親しまれ、国際女性デーのシンボルの花にもなっています。
国際女性デーの公式サイトによると、2024年のキャンペーンテーマは 「inspire inclusion」~インクルージョン(包含)を促す~ 。女性が参加しやすい包括的(インクルージョン)な社会を目指すという意味が込められています。
世界経済フォーラム(WEF)の「ジェンダー・ギャップ指数2023」で、日本は146カ国中125位であり、2006年の公表開始以来、最低でした。また、イギリスの経済誌「エコノミスト」が、先進国を中心とした29か国を対象に女性の働きやすさを評価したランキングを発表し、日本は最下位から3番目の27位にとどまりました。
北海道大学では、2021年12月に「ダイバーシティ&インクルージョン推進宣言」を公表しました。ダイバーシティ・インクルージョン推進本部では、3月14日(木)まで「ダイバーシティ&インクルージョン」についてもっと知ってもらうためのイベント「ダイバーシティ&インクルージョンに関する図書展示企画」を行っています。気になる本を手に取ってみてはいかがでしょうか。
また、人生のさまざまな段階で直面する、女性ならではの困難の解決に取り組む北海道大学の女性たちを紹介する、CoSTEPとダイバーシティ・インクルージョン推進本部の連携企画「ロールモデルインタビュー[FIKA]」もぜひご覧ください。