北大祭では、学部や研究会がオリジナルの展示をしている各祭も楽しめます。
(各祭についてはこちらをチェック!)
そこで、今回は医学部棟で開催されている、医学展に行ってきました。
医学展は、毎年医学部医学科の学生が企画・運営をしている、北大祭の目玉企画のひとつで、今年は63回目となります。
今回の医学展のテーマは「医楽」。来場者には、楽しみながら医学や医療・福祉にふれることで、北大医学部の取り組みに興味を持ってもらいたいという思いが込められているそうです。
このテーマをもとに、実際に体験できることを重視した企画を通して、医学の楽しさを知ってもらえるような展示が催されていました。
医学部図書館(第二会場)の3階では、こどもたちを対象にお医者さん体験ができる「ぬいぐるみ病院」が開院していました。
こちらでは「病気のぬいぐるみを、お医者さんになって治してあげよう!」というテーマで、病院ごっこができます。
ぬいぐるみ病院は、IFMSAのSCOPHが行なっているプロジェクトのひとつです。
北海道大学にも支部を持つIFMSA(International Federation of Medical Student’s Associations)は、世界中の医学生・医療系の学生によるNGO団体で、なかでもSCOPH(Standing Committee on Public Health)は啓発活動や健康教育によって、公衆衛生を通じた社会貢献を目指しています。
ぬいぐるみ病院を通して、こどもたちに「病院やお医者さんは怖くない」、「注射やお薬は体にとって大事なこと」という意識を広めることを目的のひとつとしているそうです。
今年の医学展でも、たくさんのこどもたちが医療や健康について学びながら、ケア精神を養っていました。
IFMSAやぬいぐるみ病院プロジェクトに関する詳しい情報はこちらをご覧ください。
会場から出るときには、「人の身体って面白いね~」「すごく楽しかった!」などと、満足した声がたくさん聞こえてきて、まさに「医楽」が実現しているように感じました。
来年の医学展もぜひお楽しみに!