入学式前日4月3日、北海道大学に新入生が集まっていました。
北大の総合入試という入試形態で入学した学生たちです。
多くの大学では大学受験のときに、農学部や理学部、文学部など進学したい学部を決めて受験します。一方、北大では1年生の間は所属学部を決めず、1年間悩んだ後、2年生に進級する際に自分の学部を決める総合入試というシステムがあります。
今日はその制度を理解するための「学部・学科等移行ガイダンス」なる説明会の日です。
「移行点..?」、「学部要望科目..?」、「自由設計科目..?」 聞いたことがない単語が次から次へと登場し、まるで暗号です。
「大学に来て1年間も将来について悩めます!」というと魅力的な制度に聞こえますが、1年生にとっては必ずしも気楽な制度ではありません。なぜなら移行先の学部決定に「移行点」という成績が極めて重要になるためです。希望する学部に進むためにはいい成績を収める必要があります。

ようやく難しいガイダンスも終わって、ちょっと学生に意気込みをインタビュー!
なんて雰囲気ではなく、
「卒業に必要な要件っていつまでにとればいいの?」
「1学期と2学期にある授業の違いは?」
と学生からは次々と色んな疑問が。
複雑な総合入試の制度を理解するにはもう少し時間がかかりそうです。ついこの間まで高校生だった学生たち。時間割を作ったり、教員や先輩の話を聞いたりしながら、少しずつ北大生になっていくんだと思います。

「入学がゴールじゃない」 よく耳にする言葉ですが、彼らにそんなことを言う必要はないでしょう。建築に興味がある学生、物理学に興味がある学生、まだこれから興味を見つけていきたい学生。進路選択に向けた彼らの新しい1年間が始まります。
さて、もしあなたが好きな学部を自由に選べるとしたら、どんな学部を選びますか?
シンプルながら難しい質問ではないでしょうか。
北大の総合入試の1年生はいい成績を目指しながら、1年間かけてこの難問に向き合っていきます。