みなさん、植物園には何をしに行きますか?
植物を見に..
それはそうですよね。
サトザクラやボケなど“今が見ごろ”の植物(2025年5月9日現在)を含む、4000種以上が生育されているのが北海道大学植物園です。
本年度は4月29日から開園しており、札幌在住の方はもちろん、海外からの来園者も見られました。
いいね!Hokudai編集班も、取材時(2025年5月1日)に見ごろを迎えていたイトザクラの美しさにカメラを向けずにはいられません。

でもこの植物園、植物だけ見て帰るのでは、すごくもったいないことが判明しました!
植物園内には博物館、北方民族資料室、宮部金吾記念館などがあり、学術的、また文化的に貴重な建物や展示を楽しむことができます。
博物館の中には明治時代に絶滅したエゾオオカミの剥製を見ることができます。
北海道の急速な開発や駆除、伝染病など様々な要因が複合され、絶滅にいたったと推測されていますが、真の原因は未だわかっていないようです(博物館の展示より筆者が要約)。
なんと現存するエゾオオカミの剥製は、植物園に残されているもののみとなっており、大変貴重な展示です。

そのほか、北海道に生息する動物の剥製や本州以南の動物との違い等、数多くの展示を楽しむことができます。
以前、いいね!Hokudaiでもこの博物館に展示されている南極探検隊のカラフト犬タロと屯田兵に射殺されたヒグマの剥製の紹介をしていますので、ぜひ来園の前後にご覧ください。一層楽しんでいただけると思います。
「#152 北大にヒグマ出没!?」
https://costep.open-ed.hokudai.ac.jp/like_hokudai/article/23283
「愛と希望と勇気の日」
https://costep.open-ed.hokudai.ac.jp/like_hokudai/article/33483


今回の取材では2時間くらいで植物園をぐるっと1周しました。
植物園の公式ホームページでは園内のモデルコースや毎週更新される花の見ごろ情報も公開されていますので、あわせてご確認ください。
モデルコース:https://www.hokudai.ac.jp/fsc/bg/g_guide.html
見ごろ情報:https://www.hokudai.ac.jp/fsc/bg/g_bloom.html
植物はもちろんですが、色んな楽しみ方ができるのが北大の植物園です。
あなたならではのモデルコース見つけてみては!