北海道大学 高等教育推進機構では、さまざまなサークルの展示が行われています。今回はその中でも、『とりけん』の愛称で知られる北大野鳥研究会さんにお話を伺いました。
野鳥研究会では、北海道大学近辺での野鳥観察会をメインに活動しています。札幌市街はもちろん、道北・道東、さらには北海道を飛び出して各地で野鳥観察をすることもあるそうです。特に北海道大学は札幌市街の中でも緑が豊かなため、渡り鳥の中継地点となることがあり、今の季節はさまざまな種類の野鳥が観察できるとのこと。何気なく歩いているキャンパスも、自然の生きものにとって重要な地点であると知ると、少し見え方が変わってきますね。
会場には会員のみなさんが各地で撮影した写真や、それらをもとにした鳥のスケッチが展示されていました。録音した鳥の鳴き声が再生されており、まるで実際に鳥が近くにいるかのような環境で展示を楽しむことができました!

展示の中でも特に目を引いたのが、鳥の羽標本。鳥の翼の羽を一枚ずつに分けて展示したもので、スズメなどの小さな鳥の羽から、カラスや鴨の羽、さらには猛禽類の羽まで、さまざまな鳥の羽が展示されていました。それぞれの大きさの違いや構造の特徴などを学ぶことができます。

お話を伺った野鳥研究会部長の永井洸暉さんは、バードウォッチング歴10年以上の大ベテラン!展示の見どころやバードウォッチングの魅力についても熱く語ってくださいました。 これを読んだみなさんも、ぜひ『北大鳥まみれ展』へ足を運び、野鳥の魅力に触れてみてください。