第67回北大祭のメインストリートには、たくさんの出店が立ち並んでいます。その中で、「北大牛乳」という気になるワードを発見しました。
「北大牛乳」を販売しているのは、出張版・北大マルシェのみなさん。普段は北大構内の北大マルシェで働くアルバイト仲間が、北大祭のために特別出店したのだとか。

北大マルシェでは、北大の農場で搾られた牛乳を店内で加工しています。北大農場では北大産・国産の飼料での牛乳生産を目指しており、夏は放牧草、冬は乾草とトウモロコシサイレージを与えているため、牛乳の成分や風味が年間を通じて大きく変動するのが特徴です(メニュー | 北大マルシェCafé&Laboより)。
スタッフのみなさんに出店への想いを伺うと「北大祭で多くの人が集まる機会に、北大牛乳のよさを知ってもらいたい」と語ってくれました。
おすすめポイントは「季節で味が変わること」。夏はさっぱりとして草のさわやかな味、冬は濃厚で少し甘めになるそうです。今の時期は「ギリギリ、冬の濃厚な甘さが残っている時期」とのことで、時期ごとに違う味が楽しめます。
特にこだわっているのが低温殺菌。「低温殺菌のよさを知っていただきたい」というスタッフの想いの通り、牛乳本来の風味を引き出せるため、季節による味の変化を最大限に楽しむことができます。
また、今回の出張版・北大マルシェでは、北大牛乳ワッフルも販売していました。
このワッフルには、北大マルシェでチーズを作る際に出るチーズホエーが使用されているそうです。比較的すっきりしているヨーグルトホエーとは異なり、チーズホエーは甘さが際立つため、砂糖の甘さを控えめにしているそうです。
お話を伺っているうちに、どうしても味わってみたくなり、購入することに。

牛乳を一口含んでみると……

本当に風味が全然違う!
まさに草のさわやかさを感じ、口の中でふわっと広がるのがわかります。加えて、まろやかな舌触りとほのかに残る濃厚な後味が楽しめ、味覚・嗅覚・触覚が豊かに刺激されました。自分の「牛乳観」が覆されました。
ワッフルも、普段の砂糖の甘さとはやや異なる、チーズホエー由来の優しい甘さを感じられました。
北大牛乳を飲みながらメインストリートを歩いていて、一面に生い茂る木々と漂うポプラの綿毛、北大牛乳の草木のフレーバーやコクのある舌触りを同時に楽しむことができ、五感で北大を感じることができました。
「北大牛乳」という名前が気になり試してみてからたった数分で、すっかりファンになってしまいました。
また別の時期に北大マルシェを訪れ、北大牛乳と北大の自然の違った一面を楽しみたいと思います。
北大マルシェの「北大牛乳」。北大の大自然を、牛乳を通して感じることのできる、おもしろくておいしい体験です。みなさんもぜひ、ご賞味あれ。