[北大1年生の学生生活をちょこっと紹介!]のシリーズでは、『北海道大学の「今」を知る』という授業を受講してくれた1年生の中から4名に北海道大学での学生生活や将来考えていることについてインタビューに答えてもらいました。
今回の記事では、総合入試で入学し、創薬系の学問分野を学べる学部への移行を考えている河津双葉さん(総合理系1年)にインタビューしました。

│自己紹介お願いします。
総合教育学部1年です。
高校のときは、物理がすごい好きでした。当時の先生が物理で宇宙大好きな先生で、すごいなと思って。
北大では書道サークルと茶道サークルとカフェプロジェクトのサークルに入ってます。カフェプロジェクトではイベント事があるときに博物館の前で出店しています。今日もオープンキャンパス*でカフェプロジェクトでの仕事を終えて来ました。書道部の方でも12月に書道の作品を出す予定なんです。
* 取材日は北海道大学のオープンキャンパスが開催されていました。
│どうして北大の総合理系を選んだの?
系列大学がある高校に在籍してたんです。当時はぼんやりと「なんかこれやりたいな」ぐらいだったので、わざわざ系列大学に行く必要もないから、いろんな学部に行けるっていうのを聞いた北大の総合理系に行きたいなって思って。入ったら総合入試の人はみんな頑張っていて、思った以上にすごい大変です。
│将来はどんなことを考えてますか?
卒業後は創薬系の会社に行きたいと思ってます。もともとちょっとだけ興味があって、それで大学で実際、一般教育演習で薬学部の先生の授業を取って、それがすごい面白くて。
薬学部の各研究室の先生が毎回オムニバス形式で自分の研究内容を話す授業です。(受験科目として)生物とってなかったので、わかんないのかなと思ったら意外と物理とか化学系を重点に置いている先生とかも多くて面白いなって思って。
‐総合入試からの移行先は決まりそう?
総合理系からの移行先としては薬学部の4年制の方の学科を、あと理学部の化学科や物理学科とか、工学部とかも結構いろいろ考えてます。それこそ創薬系やりたいって言っても、薬系分野もいろいろありますし。
大学受験の時に進路先を選ぶんだったら「理学部」にしてたと思うので、大学入ってから志望先が変わりました。
* 北海道大学の薬学部には4年制の薬科学科と6年生の薬学科があります。
│1年後までにどうなっていたい?
結構前期が楽しい授業が多くて、楽しく過ごせたので、後期はもう成績に集中して頑張って狙っていきます。
先輩から薬学部の時間割りを見せてもらったんですよ。もう午後はぎっしり実習みたいな感じだったから。まだ実験やってないので、どんな感じかわかんないですけど、座学よりも手を動かす実習をやってみたいなと思います。
一番は、どの学部に行ったとしても、「ああ、この学部でよかったな」って思えるように、しっかり進路選択をできている状態で、2年生に上がりたいと思います。

│編集後記
インタビューの日はちょうど1年生の前期の試験がすべて終わった直後でした。最初に前期を終えた感想を聞くと「前期はもう大学生活が楽しかったです、授業は大変でしたけど。」と元気よく答えてくれた河津さん。高校のときに好きだった物理に加えて、大学では創薬という新しい興味を見つけていました。創薬系といっても、実はほぼすべての理系学部で関連した研究が行われています。北大の総合入試制度では1年間いろいろな学部を見て進路先を決めることができます。そんな総合入試の制度に魅力を感じて北大に来てくれた河津さん。数ある創薬系の研究室から「ここだ」と思うところを見つけだし、これからも「楽しかった」と元気に大学生活を振り返る河津さんの姿を期待しています。