オスとメスの交尾器が逆転している昆虫、トリカヘチャタテの研究で、2017年イグノーベル生物学賞を受賞した吉澤和徳さん(北海道大学大学院農学研究院 准教授)がNHK EテレのサイエンスZERO「奇想天外!笑って考える科学 イグ・ノーベル賞2017」に出演します。
また、イグノーベル賞に注目している古澤輝由さん(北海道大学 CoSTEP 特任助教)もスタジオゲストとして出演し、「コーヒーをこぼさないカップの持ち方」「猫は液体?」など、他の受賞研究についても解説します。
今回の取材の裏側をまとめた動画がこちら。
昨晩、総合博物館で行われたミュージアム・カフェ金曜ナイトセミナー2017「性器の逆転した昆虫、トリカヘチャタテ」(なんとR-12指定でした)も、超満員でした。「性器の発見(!)」への注目度の高さがうかがえます。
(カフェは花束の贈呈から始まりました。おめでとうございます!)
(会場は超満員!180名を超えていました)
(左から吉澤さんと古澤さん。字面が似ています…)
北大には、粘菌の研究でイグノーベル賞を二回受賞するという快挙(2008年:認知科学賞、2010年:交通計画賞)を成し遂げた、中垣俊之さん(北海道大学電子科学研究所所長)がいます。
中垣さんも今回の受賞に関し「交尾器が逆転していることを発見しただけでなく、その機能まで研究していることが、非常に誇らしい。イグノーベル賞を選考する人たちも、そこまでわかっていて選出しているのでしょう。吉澤さんはとてもユニークな研究をやっていて受賞にいたったが、きっと北大の伝統的なところには、(ユニークな研究をしている人は)他にもまだまだいるんだろうな、と。それを少しずつ小出しにして行きたいですね。」と語っていました。
(イグノーベル賞の魅力を熱く語る中垣さん)
【放送日】10月22日(日)23:30〜24:00
【再放送】10月28日(土)12:30〜13:00
NHK Eテレ サイエンスZERO「奇想天外!笑って考える科学 イグ・ノーベル賞2017」
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