宇宙へものや人を運ぶロケットは、より小型で、より低コストの物を目指して研究されています。燃料と酸化剤の種類によって3つに分類されるロケットの中で、池田さんは、ハイブリットロケットについて研究しています。ハイブリットロケットは他のロケットに比べて毒性が少なく爆発の危険性が低いため安全だと言われていますが、まだ推進力が小さいため実用化には至っていないそうです。そこで、池田さんは高い推進力が得られるようなハイブリッドロケットの燃料を設計し,実用化させることを目指して、燃焼実験や数値解析による研究を進めています。
気象衛星ひまわりや、GPS衛星など生活に役立つ衛星、小惑星イトカワから粒子をもちかえった無人探査機はやぶさまで、今も様々な人口衛星が宇宙を旅しています。宇宙へ行く唯一の手段であるロケットが、より安全で低コストになることで宇宙開発を進歩させることが出来ます。宇宙への利用の仕方は無限大。生命の起源を知りたい人もいますし、宇宙にある資源を活用したいと思う人もいます。その様々な夢を叶うために、宇宙へ行くロケットの研究は続きます。
池田さんはこの映像で、ロケットや宇宙など自分の研究対象を可愛らしく、親しみやすく表現しようとするところに挑戦しました。宇宙へ行こうする気持ち、研究への熱い思いが込められています。池田さんの研究に、ぜひ、耳を傾けてみてください。
************
この映像は、池田華子さん(工学院 修士1年)が、大学院共通授業科目「大学院生のためのセルフプロモーション2」の履修を通して制作したものです。
池田さんの所属する研究室はこちら
宇宙環境システム工学研究室、永田晴紀教授研究室
http://mech-hm.eng.hokudai.ac.jp/~spacesystem/